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2 「環境文化」創造と屋久島環境文化財団
屋久島には、自然とともに生きてきた独自の生活文化が息づいている。長年に渡って積み重ねられてきた自然と人間とのかかわりを、地元では「環境文化」と呼んでいる。学習や研究によって、地域の価値を見直すことを通じて、屋久島にしかない個性的な地域づくりをめざしている。
そのための先導的な事業として環境文化についての学習をあげている。すなわち、島の山、森、川、海から光、風、音、においまであらゆる事柄を素材として、自然とともに生きる知恵を学ぶ。見る、聞くだけでなく、体を動かしたり、感動したり、様々な体験によって自然についての理解を深めるようにする。
92年には、鹿児島県がこうした環境文化の創造を実践するため、環境文化村のマスタープランを公表した。マスタープランによると、島を3つの地域に分けている
(図表5)。世界遺産地域を中心とした中央部から西部の海岸にかけてが保護ゾーン、
図表5 屋久島環境文化村マスタープラン

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